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エネルギー保存の法則、エントロピー
で自分は家つくりを考えたりしました。
哲学の話ではなく
例えば、
高性能なもの/複雑なものはつくるのにエネルギーが必要で、しかも、壊れやすい
という事です。
・頑丈な鉄筋の柱を設置できれば、頑丈な家がつくれそうです。でも金属の柱はお金がかかる。
・高気密な家を建てるとすると、気密を確保するために穴を塞ぐ。手間がかかりますので、お金がかかります。
・広い部屋を常時空調を効かせて快適に過ごす、これにもエアコンが必要かもしれません。電気が必要です。
・電気を買うのではなく、作りたい。そうなると、太陽電池で出来ます。
→太陽電池をつくるには、実は膨大なエネルギーが使われており、それ相応の金額がするはずです。
・10年で外壁の塗り替えは必要です。それは紫外線に外壁が耐えられないからです。紫外線のエネルギーに負けてしまうからです。もし、何十年もメンテナンスフリーだとしたら、それはとても高額か全く新しい技術です。
現代は資本が中心の社会ですので、何でもお金に変換されますが、別の視点からの説明もなされてきています。
複雑な構造を支えるにエネルギーが使われて来ました。宇宙が生まれて、新しい元素が生まれて、星が生まれて、、、、という長ーい時間でエネルギーが使われて複雑化してきて、地球が生まれて、ついには人間が生まれてきました。宇宙が複雑化するのにエネルギーが使われてきたのです。
エントロピーは「乱雑さ」と訳されますが、複雑化した宇宙や社会を表現するにも使えます。
家を建てる時
エネルギーを沢山使ったものか?
複雑な高機能なものか?
と見ていけば、自ずと金額も見えてくるでしょうし、納得感も出てくるでしょう。
家の内装をこだわりたければ(カタログに載っていない複雑なことをしたければ)、自分の足で出かけてタイルを見に行ったり、壁紙を探したり、ランプを手にとって見たりすることが必要(自らのエネルギーを使う必要がある)と思います。
って考えます。
自分の時間を有効に使って、納得した家を建てたいものです。